日聖寺 堺市東区の日蓮宗寺院日蓮宗とは
仏教とは仏（お釈迦様）の説かれた教えであります。お釈迦様は今から３千年昔、この地球上でただ１人、この世の真理を悟られた方であります。しかし「仏教はお釈迦様が説かれた教えだからどれも同じでしょう」と考える方が多いですが、そうではありません。悟られたお釈迦様は初めに華厳経の教えを説かれますが、弟子達は理解できず、次に法華経を説いても理解できず、教えを捨ててしまう。そこでお釈迦様は弟子達が解るように易しい教えから説いて行かれる。例えるならば私達も幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と易しい教えから難しい教えと勉強し進学して行く。同じくお釈迦様も真実の教え法華経を理解できるように、あえて方便である法華経以外の仏教を説かれたのです。ですから法華経方便品という教えの中で、「法華経こそ真実の教えであり、正直に方便の教えを捨てなさい」と説かれています。しかし釈尊が姿をけされて２千年後、日本の鎌倉時代には法華経は捨てられ、法華経以外の教えが広まり、お釈迦様以外の仏様が尊ばれる。法華経には、この教えこそお釈迦様真実の教えであり、お釈迦様こそ久遠（時の初め）に悟られ、姿は見えないが、常に私達を見守り、教え導いて下さる本当の仏（本仏）であり、他の仏は釈尊の分身仏と説かれているのに。そこでお釈迦様真実の教えを弘めんと、身命を顧みず法華経、釈尊の全てが含まれるお題目を弘められた方が日蓮聖人であり、その教えを信仰しますのが私達日蓮宗であります